暇充 diary

趣味はお散歩です。

Aoki Restaurant in Singapore

シンガポールの『Aoki』さんで鮨をいただいた。
ネタは全て日本から輸入しているそうなので、日本から来てシンガポールで寿司をいただくのは大変贅沢なことです。
f:id:uokos:20191015235006j:plain
f:id:uokos:20191015235807j:plain
壁やソファーなどには日本各地の職人さんにオーダーした、こだわりの品々が使われているそう。
大変ラグジュアリーな空間でした。

シンガポールに来る飛行機の中で、視察旅行の参考になるかと思って、AI時代のモノづくりの未来について語っている番組を見た。

番組の内容を要約すると、人が何万時間費やして得る技術をAIは瞬時に獲得できる時代に"職人"は必要なのかどうかという番組でした。

結論はAIは既存の仕事を覚えることは可能だけれども、新しいモノを生み出すことは何万時間を費やした職人にしか出来ないと言うことでした。
つまり、イノベーションはAIには起こせないので、職人は常に新しいことに挑戦してAIの先を行かなければいけないと言うことです。
同じことをするなら、人がするより機械がしたほうが速くてキレイなので、機械に仕事を奪われてしまうけど、機械に仕事を奪われる前にその先に行ける職人は必要ということです。

特に料理人という職業は先代から受け継いだ味を後の人に伝えるという役割りを担っている。
先代が人生をかけて会得したものを絶やさないようにするには単純にレシピを見て作るだけでは細かいニュアンスが分からないので、やはり時間をかけた修行が必要なのかもしれないと思いました。

f:id:uokos:20191017035539j:plain
お寿司は小ぶりで食べやすく、箸でつまんでも崩れないけれども、口の中でシャリが解けてくる絶妙な締め加減でした。